元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
本当は昨日の大会の試合をまとめて感想を書くつもりでいたのですが、メインが凄すぎたので今回はメインの感想だけ書かせていただきます。
今大会は、言っちゃあなんですが、下り坂をゆっくり降りている天山広吉選手、小島聡選手、棚橋弘至選手が底力を見せつけたイベントになりましたね。
いずれの選手に対しても、ボクはこれまで「もう終わり」というレッテルを貼っていました。
しかし、その考えを改めなければなりません。
これまでこの三選手を応援してきた方には本当に申し訳ありませんでしたと、謝らざるを得ない凄まじい試合ばかりでした。
本当に申し訳ありませんでした。
特に唯一勝ちを収めた棚橋選手の底力に素直に驚かされましたし、感動しました。
やっぱり100年に1人の逸材
昨日の予想では棚橋選手の勝利を予想していまして、
その通りにはなったのですが、こんな試合になるとは全く思ってませんでした。
予想は当たって欲しいので、この試合はずっと棚橋選手を応援していたわけですが、勝つとしたら一瞬の隙きを突いた丸め込み以外はあり得ないと思ってました。
いったいどのタイミングで丸め込むのかな?とそこばかり気にしてました。
ラスト・オブ・ザ・ドラゴンをフォーリンラブで切り返すとか、パンピングボンバーをかわしての後方回転エビ固めとか、そういうのを想像していました。
ところがどっこい、棚橋選手は真正面から鷹木選手とぶつかり合って、何の不思議な力をも感じさせることなく、説得力充分の勝利を掴み取ったのです。
完全に棚橋選手の力を侮っていました。見誤っていました。ごめんなさい。
もちろん鷹木選手が棚橋選手の底力を引き出したという見方もできるのですが、今回に関しては、素直に棚橋選手が素晴らしかったと、凄かったんだと思いました。
ドームのグレート-O-カーン戦を観た時に、もう「怖い棚橋」なんてものは出せないんだろうな〜と思っていたのですが、全然出せてました。-O-カーン選手では本気にならなかったのかも知れません。
ここまで鬼気迫る表情で闘う棚橋選手なんていつぶりですかね?
これほどの試合は、さすがにしょっちゅうは出来ないでしょうし、次にビッグマッチが組まれてもここまでにはならないかも知れません。
でも、その気になれば、ここまでの試合がまだまだできるということを証明しただけでも充分なんじゃないでしょうか。
やっぱり棚橋弘至は凄いレスラーで、100年に1人の逸材でした。
鷹木信悟100%
鷹木選手も本当に凄かったです。
出し惜しみなしの100%の鷹木信悟で棚橋弘至に相対したと感じました。
棚橋選手が勝つと予想しておきながら、鷹木選手の全てを受けきっての勝利などありえないと考えていました。
鷹木選手のエンジンが全開になる前に虚を突く、それ以外はないと完全に思ってました。
ところが試合はドンドン続いていくのです。続けば続くほどテンションでなんとかなってしまうタイプの鷹木選手のエンジンは回転数を増し、何をもらっても普通の人なら、とっくに死んでるような技ばかりが棚橋選手を襲うのでした。
ところがその度に棚橋選手は立ち上がり、鷹木選手と同等以上の技で返していくのです。
結局、鷹木選手の持ち技で、出なかったのはラスト・オブ・ザ・ドラゴンだけだったんじゃないでしょうか。
ま、これが出たら終わりなんだから、そりゃそうなんですがね。
特にメイド・イン・ジャパンは「あ、やっちまった」とヒヤッとしました。
棚橋選手の頭の後ろのほうから、首にかけて真っ直ぐにリングに突き刺さっています。
それでもここからまだまだ試合は続くわけですから、驚きです。
もちろん、鷹木選手はこの後も攻撃の手を全く緩めません。なのに、勝てなかったんですから、納得の負けなんじゃないでしょうか。
いやあ、やられたね。見事にやられたな、棚橋弘至。絶対、負けたくない、負けられない一戦だったが……やられたよ。こんなこと言ったら柄じゃねえかもしれないけど、俺はうれしかったよ。うれしかった。目の前に、凄くて、強い棚橋がいたからな。
バックステージではこう語っていました。嬉しい、と。強い棚橋選手と闘える時間はそんなに長くないですから、間に合って嬉しいんでしょう。
次はIWGPのタイトルマッチで当たって欲しいです。
今回は勝利に浸りたかった
エンディングもほぼ良かったですね。
このシーンにはグッと来ましたね。この試合までの流れ、この試合、この締めと観てきて、改めて鷹木信悟という選手は、穴のない選手です。プロレスラーとしてパーフェクトなんじゃないかとすら思います。
鷹木選手さえいれば、新日は大丈夫、誰が抜けても大丈夫と思わせるほどの頼もしさがありました。
ボクは棚橋選手のエアギターはあんまり好きじゃないんですが、棚橋選手の激勝の余韻を味わえて良かったです。後は「愛してま〜す」だけだったんですが・・・。
次の挑戦者は-O-カーン選手で特に異論はない(若い選手に狙われるのは大歓迎と考えているので)んですが、この場面で出てくるのは賛成しかねます。この日だけは余韻に浸りたかったし、バックステージのコメントも聴きたかったです。
むしろ-O-カーン選手はしんどくなったんじゃないですかね。
解説席にいた高橋ヒロム選手は、これほどの試合を観た後に出てくる-O-カーン選手は相当肝が座っていると語っていましたが、ボクもそう思います。
ここまでやったのだから、しっかり盛り上げていかないと-O-カーン選手はえらい目(もう二度とトップ戦線に絡めないとか、もう一回海外へ武者修行とか)に合いかねません。
物凄いプレッシャーでしょうが、頑張って下さい。
やっぱりドームの内容に納得がいかなかったんですかね。そう思ってたら目の前で凄い試合が展開しちゃったので、とっても焦ったんじゃないでしょうか。
それにしても棚橋選手と鷹木選手は控え目に言っても最高でした。
それではまた。
ありがとう!