元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
昨日はKUSHIDA選手最後の新日のリングということで、KUSHIDA選手の思い出でも綴ろうかと最初は思っていたのですが、な〜んにも思い出せませんでした。
KUSHIDA選手は8年間、新日本プロレスに席を置いていたそうですね。
僕がプロレスを再び観だしたのがレインメーカーショックのあった年の2012年で、今年で新・新日本プロレス歴7年目です。
結構KUSHIDA選手の試合を観ているはずなのに、特に何もないというのは、それほど思い入れのない選手だったということです。
それだけにこういう最後の試合を組んでもらえていること、この8年間のタイトル戴冠歴に見る実績、新日本プロレスにやってくるまでの話を読んで、もっとしっかり観ておくべき選手だったのかな〜と今になって思っています。
Road to THE NEW BEGINNING
またしても平日ということもありまして、後ろ3試合しか観れませんでした。でも、どうにも第1試合が気になりまして、先程観ましたので第1試合とメインの感想を書きます。
素晴らしいブリッジ
ブリッジをキチンとする選手が好きです。前にも書いたかも知れませんが、全日四天王というのがむか〜し昔居りまして、僕も夢中になって観ておったわけですが、その中で小橋建太さんだけが嫌いでした。
その理由が、小橋さんがスープレックスを割と多用するのに、全然ブリッジを効かせてないのがず〜っと気に入りませんでした。若いときはキチンとしていたように思いますが、ヒザを悪くしてから出来なくなっちゃったのかも知れません。ならばスープレックスを使わなければいいのに、雑にクラッチして雑に投げるスープレックスをバンバン使うのです。
小橋さんの力強さがよく表れているとも言える技ではあるんですけど、僕は嫌いでした。
※ちなみに四天王では田上明さんもブリッジが下手でしたけども、田上さんの場合は相撲から来た選手ですし、たまにしかスープレックスを出さなかったので、むしろ味と捉えていました。
第1試合はヤングライオン同士の試合でした。成田蓮 vs 上村優也です。特に前からセンスがズバ抜けていると思い注目している成田選手が素晴らしいブリッジでフロント・スープレックスを魅せたとtwitterで見かけまして、こりゃしっかり試合を観ておかなくては、という気持ちになりました。
観てビックリ。成田選手だけでなく上村選手も本当に素晴らしかったです。

この下から突き上げて、その後の受け身のことを考えていないような勢いのあるドロップキックは、上村選手が素晴らしい選手である証です。ドロップキックの上手い選手は名選手が多いのです。
さらに上村選手はカンヌキ・スープレックスも繰り出します。

僕はこのカンヌキ・スープレックスという技が大好きで、近頃は使う人が全然いなくなって寂しい限りだったんですが、ヤングライオンの上村選手が繰り出してくれて、しかも美しいブリッジを見せてくれて、このシーンでわざわざ第1試合だけ観てよかったなと思いました。
こうなると先輩の成田選手も負けてられません。フィニッシュとなったのは成田スペシャルとも言われるフロント・スープレックス・ホールドでした。

ご覧ください、100点満点のブリッジです。こんなにガッチリホールドされたら動けません。
かつてスタイナー・ブラザーズというタッグチームがありまして、このチームが「投げっ放し」というスタイルのスープレックスを日本に持ち込みました。
このスタイルは大流行しまして、スタイナーズと直接当たってない全日本プロレスの選手までバンバン使うようになりました。
ホールドするから、フィニッシュになり得た技が、投げっ放なすことでつなぎ技に降格したと僕は思っていまして、スープレックス好きとしては本当に悲しかったんです。
とはいえ、相手の正面から組み付いて投げるスープレックスだけは、ホールドする選手はほとんど観たことがなかったので、何か理由があってホールドしないんだろうな〜と思ってました。
昔、IWGPジュニアのタイトルマッチで、獣神サンダー・ライガー vs 野上彰がありまして、野上さんが勝ったんですが、その時のフィニッシュがダブルアーム・スープレックス・ホールドでした。ダブルアーム・スープレックスは放り投げるものだと完全に思っていたので、ホールドしたときは本当に驚きました。相手の正面から組み付いて投げるスープレックスもホールドできるんだとこのとき知りました。
でも、その後、野上さんがこの技を披露したのを一度も観ませんでした。ウケが悪かったのかな?
もう誰も正面から組み付いてのスープレックスをホールドする選手は出てこないかもしれない、と諦めかけていたその時、彗星の如く現れたのが成田選手でした。本当に嬉しかったです。これからもガンガンこの技で勝ち星を重ねて欲しいです。
棚橋選手にはこれが限界
第1試合が嬉しすぎて、第1試合の話だけで相当文字数を使ってしまいました。メインのことはサラッと振り返ります。
久しぶりに新日本プロレスの試合を観たな〜って思う試合でした。あくまで僕の個人的な見解なんですが、ストロングスタイルには2系統ありまして、手4つからスタートするアントニオ猪木系統の試合とロックアップからスタートする長州力系統の試合です。実際に数えたわけではないのですが、ロックアップからスタートするほうが近頃は多いように思ってます。
長州さん好きですから、ロックアップからのスタートも大好きなわけですけども、今回は手4つから入りました。子供の頃に観ていたストロングスタイルが現在もちゃんと受け継がれているんだな〜と嬉しくなりました。
そこから気持ちが高ぶって、途中顔面の張り合いとかをはさみながら大技へ展開していきます。

ここからKUSHIDA選手が切り替えしてのバック・トゥ・ザ・フューチャーはまさか決まっちゃうの?ってちょっとだけ思わせました。KUSHIDA選手のフィニッシャーをキックアウトしちゃって良かったのかな?今後海外では違う技をフィニッシャーとして使うんでしょうか?
棚橋選手のヒザの状態が悪いのは、随所に見受けられます。KUSHIDA選手がサブミッションや蹴りを得意とする選手なので、ヒザ中心に攻撃をされたら棚橋選手は全然動けなくなっちゃうんじゃないかと心配していたのですが、ヒザ中心の攻撃をしていたのは棚橋選手でした。
時々膝裏に蹴りを入れられただけでも、ホントにつらそうでしたが、

見事にだるま式ジャーマンを決めてくれました。棚橋選手は本当に丁寧に技を使います。そして最後はテキサスクローバー・ホールドでした。

ヒザ中心の攻撃の〆はこれになります。これってこの態勢は棚橋選手のヒザに負担かけないんでしょうか。負担がかかるなら、これに変わる技を開発して欲しいです。
個人的にはもうちょっとKUSHIDA選手の技を受けて(飛び技がほぼゼロ)あげても良かったんじゃないかと思いますが、きっとこのくらいが現在の棚橋選手では限界なのかも知れないな〜と思いました。
こんなんでIWGPヘビーのタイトルマッチ大丈夫かな〜と心配になりました。
ジェイジェイ言おうぜ
試合が終わって、涙涙のKUSHIDA選手の卒業式が行われるのかと思いきや、

ジェイ・ホワイト選手がしっかりヒールとしての仕事を遂行されました。中邑真輔選手のラストマッチと同じような感じになるんだろうと思っていたのですが、全くそうはなりませんでした。
新日本を去っていく選手のことより、新日本の未来を背負って立つ選手を際立たせるほうを選ぶのは当たり前です。個人的には今日くらいはKUSHIDA選手を目立たしてやっても良いんじゃないか、と、KUSHIDA選手が目立てば、また内藤哲也選手がヤイヤイ言うのが楽しみになるな〜と思っていたのですが、こうなると、KUSHIDA選手はお役御免だったんだな〜という感じがしました。
twitterを見てますと、ケニー・オメガ選手のことをつぶやく人がたくさんいます。それだけ愛された選手であるということですし、気持ちもわからなくもないけども、若い選手が大きく空いた穴を埋めようと必死になっているのです。そろそろ気持ちを切り替えませんか。
もうケニーケニー言わんとさ、ジェイジェイ言うて楽しもうぜ。
— ろけねお of プロレス (@locatedonneouni) 2019年1月29日
三沢トレーナーが最後出てきてましたね。ホンマにアカンやつちゃうのん?
大阪でのタイトルマッチ、楽しみです。
それではまた。
ありがとう!