元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は『NEW JAPAN CUP 2023』2回戦の感想などを書いてまいります。
NEW JAPAN CUP 2023
ここまではNJCのことだけの感想を書いてきましたが、今回は書かずにはいられない試合がありましたのでそれも書かせていただきます。
それはついに開戦した世代闘争です。
こんな感じはプロレスファンに戻ってから久しくなかったな〜、とトキメキました。
それでは振り返ってまいります。
フルボッコにされてしまった新世代
まずはオカダ・カズチカ&棚橋弘至 vs 海野翔太&成田蓮です。
11年前のレインメーカーショックにより、新日の実質上のエースはオカダ選手になりまして、一瞬にして世代交代が終わりました。
だからこそ「ショック」だったわけです。
それまでは世代闘争を掲げた試合はたくさんあれど、1発で交代なんてことはなかったはずです。
なんだかんだで旧世代が勝って、時代はそんなカンタンには変わらないという閉塞感があるのが普通になっているところでの、レインメーカーショックだったので、インパクトが有ったわけです。
そして世代間での争いがほとんどないまま10年以上の時が流れました。
厳密言えば、棚橋選手の世代とオカダ選手の世代の間には10年ほどの開きがあるわけで、充分世代闘争に発展する要素はあったのに、これまでなかったわけです。
それが急に世代闘争が勃発したわけです。
世代闘争を経験したことがないプロレスファンにとっては新鮮でしょうし、かつての世代闘争に熱くなったボクと同世代のプロレスファンにとっては懐かしいで、ワクワクするなというほうが無理です。
これがオカダ選手に倒された世代である棚橋選手や柴田勝頼選手に似た男たちが、新世代として台頭してくるところが堪りません。
オカダ選手が好きであっても、ここは新世代を応援しながら観てしまいした。
結果はまさにフルボッコ。
ほぼオカダ選手が二人共をやっつけてしまった感じでした。
清宮海斗戦のときと同じように、いつになく厳しい顔つきで海野&成田に相対するオカダ選手に、新世代を応援していたはずなのに、気持ちを持っていかれてました。
オカダ選手がトップで良かったな〜と思いました。
特に海野選手には、少し前に一度内藤哲也選手とSANADA選手がやられてます。
※SANADA選手は動きを止められただけで負けたわけではないんですがね。
その後、内藤選手が一騎打ちできちんと海野選手を倒しはしましたが、海野選手は同世代の選手よりも頭1つ、2つ抜けた存在であることを印象づけました。
そうなると、オカダ選手もそこそこ追い込まれてしまうんだろうな〜と思っていたのですが、そうでもなかったのです。
しかも大きな差を見せつけられての新世代の敗北に、すぐにリマッチをやっても勝てないな、こりゃと思わせました。
わざわざ海野選手にはハイフライフローを決めて、成田選手に至ってはレインメーカーを2発決められているというのは、期待が大きいということです。
なんとかオカダ選手が衰えてしまう前に、新世代にはしっかりと勝って欲しいです。
やっぱり内藤 vs SANADA観たいよね
次は内藤哲也 vs チェーズ・オーエンズです。
この内容だったら、オーエンズ選手に勝ってほしかったな〜というものでした。
もうオーエンズ選手はトップ選手に善戦したからOKという選手ではないと思うんですけどね。
次がおそらくSANADA選手が勝つだろうな〜という状況ですから、それなら相手はオーエンズ選手よりも内藤選手になっちゃうか〜という感じでしたから、組み合わせが悪かったですかね。
オーエンズ選手にはせめてUSヘビーのチャンピオンにしてあげて欲しいんですが、リーグ戦で1つだけ大物に勝つ止まりというのは、悲しいです。
こんないい選手を腐らせておくのはもったいないです。
外国人選手が昔より活躍しにくくなったような気がします。
また内藤選手は実況でも言っていたのですが、去年に引き続きNJCではスカッとデスティーノで勝つという試合が出来てません。
エル・ファンタズモ戦もこのオーエンズ選手も逆転の丸め込み勝ち。
キャッチフレーズ?が「逆転の内藤」だから面目躍如なんですが、どうしてももう世界ヘビーには絡まない選手なのかな、と思わせます。
つまりは、オーエンズ選手が勝つならパッケージドライバーでビシッと勝って欲しいし、負けるならデスティーノで玉砕して欲しかったんですね。
「次は勝てるかも」なんて、結果に持たさなくても良いんじゃないかと、なぜだろう?思ってしまいました。
いやこれは、次にSANADA選手が内藤選手に勝ちやすくするためなのかな?
スランプはまだ脱してない
最後はSANADA vs KENTAです。
タイチ選手に勝ったことで、なんとなくスランプを脱出したようなことになってますけど、結局フィニッシャーを変えた以外は何も変わってないわけですから、それぐらいのことでSANADA選手の置かれた状況が変わるほどの甘いスランプではなかったと思います。
もがき苦しんでこのNJCで優勝して初めてスランプ脱出という感じが良いと思うんですが、もがき苦しむさまを見せられないSANADA選手には、このぐらいで脱出するのが限界なんでしょうかね。
この試合のKENTA選手は、あの手この手を使ってSANADA選手を追い込んでくれたんですけど、それをしっかり跳ね返して、きちんとやり返しての勝利というのは演出できませんでした。
この試合の感じが、まさにこんな試合をやってしまうことがスランプ状態というか、ここまでSANADA選手がイマイチ突き抜けられない理由だと思います。
ベビーが勝つならば、ここまで悪いことをいっぱいしてきたKENTA選手なのですから、ボコボコにして勝たないと溜飲は下がらないんです。
それが出来ませんでした。
ギフトがキレイなんでそれで何もかもが良かったねって感じになるのが、SANADA選手のダメなところです。
この感じがスランプだと思っていたのですが、違ったんですかね。
結局、ラウンディング・ボディプレスがフィニッシャーにならなくなったということだけが確定した感じでした。
たぶん、SANADA選手は決勝までは行くんじゃないかと思いますが、優勝はないかな、と思わせる試合でした。
それではまた。
ありがとう!