元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は昨日に引き続きまして東京ドーム大会の感想を書いてまいります。
昨日の『NEW YEAR DASH!!』はいろいろありまして書きたいんですけども、グッとこらえてドームを振り返ります。
アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~
今回は奇数番目の試合の感想でございます。
王座防衛でホッとした
まずはIWGPジュニアタッグ選手権試合のキャッチ2/2(TJP&フランシスコ・アキラ) vs YOH&リオ・ラッシュです。
会社側はYOH選手に勝たせてやってくれと要望したけど、チャンピオンチームがそれはいくらなんでも無理でしょうと突っぱねて、じゃあせめて完敗はやめてあげてとお願いしての落とし所がTJP選手のテクニックが光る首固めというところで落ち着いたのかな、と思いました。
とはいえ、YOH選手はよく頑張ってはいました。
Direct Driveが決まって勝ってもそんなに違和感はなかったかな〜とは思いました。
リオ選手の見事すぎるサポートあってのことですけどね。
YOH選手が自分のリズムへのこだわりがこれまでより薄れたように見えたので、リオ選手とタッグワークが今まで一番良くなっているように感じました。
この調子でリオ選手とのタッグがもっともっとこなれてきて、タッグワークがキャッチ2/2といい勝負が出来るようになったらもっともっといい試合になるでしょう。
次闘えばチャンピオンになっても3Kの時よりも違和感はないはずです。
とりあえずキャッチ2/2が防衛してホッとしました。
ベルトが日本に帰ってきて良かった
次はIWGPタッグ選手権試合のFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー) vs 毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)です。
FTRて、クラシカルな動きが売りのタッグチームだったんですね。
ボクはあんまり昔のアメリカンなタッグチームって好きじゃなかったはずなんですが、自分が年をとって、やっとこの味わいが理解できるようになったのかな、と感じました。
それにしてもFTRの動きがムチャクチャ良かったですね。
これまでボクが観た試合のFTRはハーウッド選手のコンディションが悪い時が多かったイメージで
※あんまりはっきりとは覚えていないんで「イメージ」なんて書いてます
それでも勝っちゃうのか〜ズルいな〜なんてちょっと思ってたんですけど、膝にはでっかいニーブレスがあってもこれまでの中では一番コンディションが良さそうなハーウッド選手を観ていたら、こりゃ世界一のタッグチームと呼ばれてるのもわかるな〜と思いました。
常にキビキビしてます。
そろそろベルトは返してもらわないと困るので、なんだかんだあっても毘沙門が勝っちゃうんだろうな〜と思いながら観てましたけども、毘沙門が勝てる気が全くしませんでしたね。
場合によっては、YOSHI-HASHI選手がほとんど何もしてないうちに負けてしまうんじゃないかとハラハラさせられました。
負けるのも仕方がないほどの実力差を感じたけども、せめて負けるなら後藤選手のほうにしてあげてよ、と思っちゃいました。
そんな毘沙門にはしんどい流れではありましたが、バンバンバンと畳み掛けて何とか毘沙門が勝てました。
タッグワークでは足元にも及ばなかったので、全然スカッとはしませんでしたが、ひとまずベルトが新日に帰ってきて良かったな、と。
FTRとは何回やってもこんな感じで差を見せつけられてしまいそうなんで、もう勘弁してあげてください。
NEVERを大いに盛り上げて欲しい
次はNEVER無差別級選手権試合の”ザ・マシンガン”カール・アンダーソン vs タマ・トンガです。
以前は好きな選手だったアンダーソン選手なのですが、ドタキャン事件で大嫌いになりましたから、タマ選手にボコボコにしてもらいたかったんですが、さすがスーパースターです、上手い。
多くの方がタマ選手に勝って欲しいと願いながら観ていたとは思うんですが、アンダーソン選手はそれをきちんと察してかヒールよりの闘いっぷりを展開します。
ベルトでぶん殴り、花道の電飾の上でバーナードライバーをぶっ放して、いきなり追い込みます。
インタビューでタマ選手が言ってましたが、2人は師弟関係みたいな感じだそうですね。
あんまりピンと来ない関係性で驚きましたが、だからガンスタンを継承しているのかな?と思いました。
タマ選手がいつも以上に気合が入っているのですが、アンダーソン選手は全然ペースを握らせないんです。
こりゃNEVER持ち逃げされても仕方ないか、なんて思い始めました。
終盤はどっちのガンスタンが決まるか?みたいな試合になってきました。
これは誰もが予想した展開じゃないでしょうか。
そして、ついにタマ選手のコーナーを使ったガンスタンからの正調ガンスタンで決まり。
最後のガンスタンは形が崩れ、さらにニアロープだったのが実に残念。
もう一回引き起こして、トドメの1発をお見舞いしても良かったんじゃないか。
これでアンダーソン選手はさようなら、ということですかね?
タマ選手はいっそガンスタンをこの試合で返したことにしたら良いのに、と思いました。
タマ選手にはタマ選手独自のフィニッシャーがあったほうが良いと思う人ってあんまりいないんですかね?
さて、ベルトが続々と新設されましたので、ますます存在感が薄くなるNEVERです。
そろそろNEVERと他のタイトルの違いを明確にしていって欲しいです。
「無差別級」というのが活かされてないでしょ?
普通は小さい人が大きい人に勝つのはなかなか難しいから、体重で分けてるんですから。
いっそNEVERだけはオーバー・ザ・トップロープルールを採用することにしたら、ジュニアの選手にも、若手にも充分勝ち目があるので良いんじゃないかと。
ともかくタマ選手にNEVER戦線を大いに盛り上げてもらって、世界ヘビーへの足掛かりにして欲しいです。
嗚呼、ヒロム
次はIWGPジュニアヘビー級選手権試合の石森太二 vs 高橋ヒロム vs エル・デスペラード vs マスター・ワトです。
ヒロム選手の入場コスチュームが気持ち悪かったですね。
めだまあい51歳?
こういうのもかわいいってことになるんですかね?
今年51歳になる初老のオッサンには理解出来ません。
入場やらコスチュームがアレでも、試合が面白ければそれで良いんですけど、面白くなりにくい4WAY。
インタビューで石森選手がこの試合をメインにしろと要求したそうですが、それはいくら何でも無理でしょう。
とはいえ、石森選手の動きはさすがにチャンピオンといった感じで多人数相手に見事に立ち回って見せました。
あと1年ぐらいは石森選手がチャンピオンのままで良いなぁなんて思っているのも束の間、ワト選手がその身体能力の高さを大爆発させての大技連発。
いずれも一撃必殺の説得力を持つものばかり、石森選手とデスペラード選手を排除してしまいます。
いくら会社が売り出したいからってこの3人相手に闘って結果ワト選手が新チャンピオンなんてことがあったらダメ、あまり力不足と思っていましたが、この大爆発に、それも良いかもなぁ、と思ってしまいました。
身体能力が高いというのは、強いですね。
しかし最後はヒロム選手。
嗚呼、そうなのか。
ジェイには敵わない
最後はIWGP世界ヘビー級選手権試合のジェイ・ホワイト vs オカダ・カズチカです。
最終的に見事な畳み掛けでオカダ選手が王座を奪還しましたが、試合のほとんどはジェイ選手のペースで進んでて、全然オカダの選手ペースになりませんでした。
最後だけポンポン技がつながったけど、ほとんどはオカダ選手の攻撃はブツッブツッと途切れて、ジェイ選手の攻撃がポンポンと繋がるといういつもの展開でした。
今後もこの展開の試合を重ねて、対戦成績がイーブンになったとしても、ジェイ選手のほうが上だなという印象は拭えないです。
ジェイ選手のカウンターをさらにカウンターで返すとか、脱力して攻撃を回避しても避けられない技を出すとか、相手の技を回避するのに長けているジェイ選手に回避させないシーンをいくつか作らないと、日本人選手だからチャンピオンにならせてもらった感が残ります。
かつて大阪でケニー・オメガ選手と三本勝負をやった時、オカダ選手が一本を隙を突いての丸め込みで獲ったことがありました。
そのあとケニー選手がしっかり片翼の天使を2回決めて勝ったんですが、結果以上にオカダ選手がケニー選手に真っ向勝負で敵わなかった印象のままなんです。
その時と同じで、オカダ選手は今回勝ってはいるけどジェイ選手には敵わないという印象を受けました。
たまたま男前で、身体も大きかったからチャンピオンになっただけで、実力ではケニー選手やジェイ選手には劣ると思えてしまうのです。
このまま、ジェイ選手が新日を離れることになったら、ケニー選手の時と同じモヤモヤを抱えたままになりそうで不安です。
こうなったら、オスプレイ選手に2人ともしっかり倒してもらうしか、このモヤモヤは晴れないでしょうかね?
それではまた。
ありがとう!