元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は大阪城ホール大会の感想を書くわけですが、6月12日はいろいろありましたね。
小島聡選手のGHC戴冠とか武藤敬司選手の引退発表とか、秋山準選手の「ちゃんとプロレスしようぜ」発言とか、気になるのは大阪城ホール以外の出来事ばかりでした。
我らが新日本プロレスのビッグマッチはと言いますと、全体的にはイマイチだったように思いました。
ポイント、ポイントでは楽しめたところもあったんですけどね。
秋山選手のはアクシデントだと思いますけど、他はそのビッグマッチに焦点を合わせてお客さんに提示したものですから、話題性という点では新日が負けちゃった気がしました。
さて、今回はメインだけを振り返ります。
DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL
そもそもライブ観戦しないと決めたのは、それほど期待出来る大会であるとは思えなかったからです。
こういう場合、これまでならボクの予想に反していろんな事件が起こり、行っとけば良かったなぁと思わせてくれるものでした。
ところが今回は予想通りに何も起こらなかったのです。
仕掛けかと思っていたジュース・ロビンソン選手は普通に現れませんでした。
期待されていた方もおられたでしょうKUSHIDA選手の登場もありませんでした。
しかも決定的につまらん、と思わせることもなかったのです。
凪のDOMINION。
愛することの反対は嫌うことではなく、無関心といいますけど、今回のDOMINIONは無関心にならず追えないという感じになってしまいました。
唯一、G1の出場選手の発表はちょっとテンション上がりましたが、これも『スーパージュニア』のように他団体からの参戦はありませんでしたし。
ただランス・アーチャー選手が登場するなら、これはライブ観戦するしかない、なんて思いました。
ジェイの圧勝
メインはIWGP世界ヘビー級選手権試合のオカダ・カズチカ vs ジェイ・ホワイトです。
こんなにオカダ選手に何もさせなかった選手は今までいなかったんじゃないかと思いました。
オカダ選手が凄くなくなっちゃったのか、ジェイ選手が思っている以上の凄過ぎたのか、それはわかりませんけども、ともかくジェイ選手の圧勝でした。
ここまでのオカダ選手の完敗劇だと、オカダファンとしても全然悔しくもなりません。
前にも書きましたけども、ボクが名勝負だな〜と思ってしまう試合というのはシーソーゲームです。
最後の最後までどっちが勝つのかわからないと思わせられると、試合にドンドン集中していきますし、技の一つ一つにドキドキしてしまいます。
それがもう中盤ぐらいには、どうにもオカダ選手が勝つ絵が頭に描けないという状態でした。
どうせオカダ選手が勝つんだろうというのが頭にあったのに、です。
逆にこの展開でオカダ選手が勝っちゃったらマズいことになる、オカダ選手のこれまでの偉業が全部嘘っぱちに思えてしまう、とすら考えてました。
で、最後は相変わらず見事な相手の必殺技の切り返しで自分の必殺技を完璧に決めて、ジェイ選手が勝利となりました。
勝負が決した瞬間に、こんなに上手いジェイ選手に勝てる選手なんているの?と今後20年ぐらいはずっとジェイ選手がチャンピオンなんじゃないかと思いました。
これは高橋ヒロム選手がこの先ずっと『スーパージュニア』で優勝し続けたらええやん、と書いたのとは全然意味が違います。
今、新日のリングに立っている選手でジェイ選手にちゃんと勝てる選手がいるような気がしないのです。
もうジェイ選手を倒すとしたら、今海外に行ってる海野翔太選手とか、辻陽太選手とかしかいないんじゃないかと。
未だ見ぬ強豪ということです。
彼らもヒールで帰ってきて、BULLET CLUBに入っちゃったら、その期待もなくなるんですけどね。
今後は、最初からジェイ選手が勝つ以外ないと考えてしまいますから、試合に対する期待感も薄れますし、今回のような試合をまたやるということならば、試合中にも相手選手が勝ちそうにないと思わされて、かなり楽しみが減ります。
これだけ上手い選手ですから、今回はあえて、のちのオカダ選手の大逆転劇を演出するために、こんな試合をしたのだと思いたいところです。
それでも通算成績がオカダ選手の1勝4敗となり、1つぐらい豪快に勝ったところでどうにもならない差がついてしまいました。
それに試合後に次の挑戦者が出てこなかったのも、マズいです。
これはレスラー側もジェイ選手には誰も勝てないと思ってしまったんじゃないかと思えてしまうからです。
試合後はBULLET CLUBの皆さんがリングを占拠しましたから、出て行きにくいというのもあったかと思いますが、それなら次の挑戦者もユニットまるごとで出てきたら良いじゃないですか。
誰が挑戦するかはさておき、ユナイテッド・エンパイアの皆さんが出てきてくれたら、結構盛り上がったんじゃないかと思います。
ジェイ選手は何も悪くないんですけども、むしろ完璧な仕事をしたと思うんですけど、一方的な試合は面白くないです。
オカダ体調不良?
気になるのは、オカダ選手がそんなに腰への集中砲火を浴びた感じがしなかったのに、腰を気にしながら闘っていたことです。
昨年はずっと腰が悪かった印象ですが、今年の頭にチャンピオンに返り咲いてからはそんな素振りを見せなかったので、すっかり直ったんだな、と思っていたのですが、プロレスラーのケガは完治するということはないんでしょうかね。
それにしたって、このところの試合に比べますとなんとなく精彩を欠いていたように思います。
実はもっと重大な故障があるんじゃないか、なんて勘繰ってしまいます。
前の内藤哲也戦では、延髄斬りとか卍固めを見せて、いつもと違うオカダ選手をアピールしていたのですが、今回はそういう特別な攻撃は何もなく、いつもどおりのオカダ選手しか観られなかったところにも異変を感じます。
ジェイ選手なら、いつもと違うことをやったとしても対処できるはずですから、遠慮してやらなかったということはないと思うのですが、次に何をやるのか多くの方にも読めたであろう攻撃では、オカダ選手が勝つのは難しいです。
逆にジェイ選手はレインメーカー的なショートレンジ・ラリアットを使ってたのに、ね。
これはもしかしたらオカダ選手のG1連覇のフリなのかも知れませんが、今の感じではそれはありそうな気がしません。
連覇をするなら、G1で相当オカダ選手が頑張らないと説得力が生まれないと思います。
ジェイの優勝で良い
ということで、こうなったらジェイ選手がG1優勝するしかないと思えて来ました。
チャンピオンのまま全勝優勝で、権利証制度も廃止というのなら、結構乗れるファンもいるんじゃないでしょうか。
ただでさえ、圧倒的な上手さに加えて外道選手もチャチャ入れをするんですから、誰も勝てません。
金丸義信選手なら勝っちゃいそうですけど。
ヒールユニットをドンと中心に置いて、2022年下半期はいくということですかね?
古い人間なんで、時代劇みたいに勧善懲悪が好きなんですが、これが時代の流れなんでしょう。
こうなるとますますAEWの合同興行PPVを買おうか迷ってしまいます。
やっぱり海外で日本人選手が活躍するのなら観たいですが、この調子だと活躍できそうに気がしないからです。
あ、そうそう、トム・ローラー選手もG1に出ますね。
これも楽しみです。
それではまた。
ありがとう!