全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

知れば聴きたくなるクラシック@『棒を振る人生』佐渡裕:読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

突然ですが、クラシックはお聴きになりますか?

 

僕はたま〜にしか聴きません。

 

しかもこれしか持ってません。

小澤征爾ベスト101

何がそんなに素晴らしいのかよくわからないけども、素晴らしいというのは何となく分かるという程度です。

 

いい大人だし、クラシックとかジャズとかをもうちょっと嗜んだほうが良いかと思いまして、今回はこちらを読みました。

棒を振る人生 (PHP新書)

クラシックに疎い僕でも大変楽しんで読めました。

子供の時に教えて欲しかった

著者の佐渡裕さんがどれほどの指揮者なのか全然わかってないのですが、『題名のない音楽会』で佐渡さんが司会をしている時は、なぜかチョイチョイ観てました。

佐渡さんが司会をなさる以前も時々観てはいたんですが、佐渡さんになってからのほうが圧倒的に観るようになりました。

 

理由はわからないけど、佐渡さんがなんか好きなんですね、最初に観たときから。

 

なので、佐渡さんが本を出しておられると知るとすぐに買ってしまいまいました。

クラシックは遠い

小学校の音楽の時間に習う音楽はクラシックです。

 

J-POPの次くらいに耳に入ってくる音楽だとは思うのですが、少しも馴染まず遠い存在でした。

 

学校行事でオーケストラの演奏を観に行ったりしたこともありましたが、わりと僕は起きて観てたほうなんですが、大体の友達は寝てました。

 

きっとそこそこのオーケストラだったので、もったいないことしていたとは思うのですが、何しろ興味が湧いてないから良いものだと言われても、ちゃんと聴く気になりませんでした。

 

そもそも音楽の授業がつまらないので、ほとんど男子は音楽が嫌いになるものでした。

 

おかげで、バンドを始めてから音楽が楽しいものだと知った衝撃は強烈でした。

 

女子はピアノやってる子がチラホラいるから多少馴染みがあるんでしょうね、男子ほどは嫌ってなかった印象です。

 

佐渡さんは子供たちに、クラシックを身近なものに感じてもらおうという活動なさっているそうで、そういう話もこの本の中に出てくるんですが、こういう人が音楽の先生だとクラシックに対する抵抗感はなくなっていたのかもしれないな〜と思います。

興味を持たせて欲しかった

何の科目もそうなんですが、学校の先生は自分が教えている科目が本当に好きだったんだろうか?生徒に好きになってもらいたいと思っていたんだろうか?と学校に行かなくなってから本当に思います。

 

教えるのが仕事なだけで、何もその科目を好きになってもらおうとは思ってなかったんじゃないかな?

 

本当に好きな人の話は大体面白いんです。それがそれまで興味のない分野でも。

 

たとえば数学が嫌い、あんなの社会に出て何の役に立つんだ?とか言って毛嫌いしてる人老若男女いますけど、そういう人は数学を面白がれる話をする先生が全然出会わなかったんだと思います。

 

先日も『しくじり先生』でオリエンタルラジオの中田さんがピタゴラスの話をしてましたけど、

普通に面白かったですよ。

 

ピタゴラスは偉大なる数学者?ですから、数学の授業の時にこんな話が出てきても全然いいわけです。

※1年で教えなければならない量を考えるとそんなに脱線もしていられないんでしょうけど・・・。 

ああいう話を数学の授業を本格的にスタートする前にちょっと話してくれたら、ずいぶん興味が湧くんじゃないかと思うんですけど、僕が学校に行ってる時にそんな話をしてくれる先生なんていませんでした。

 

勉強するなら面白がってやるほうがきっと良いはずですしね。

 

話が脱線しましたが、クラシックもまた佐渡さんのようにクラシックの面白さをちゃんと伝えてくれたらもっともっと身近になっていたかもしれないな〜と思いました。

ランカシャースタイルレスリングみたいなものか

クラシックは温故知新という四文字熟語がしっくりくる音楽なのですが、ヨーロッパが本場ということで、思い出したのがランカシャースタイルレスリングですね。

キャッチ・アズ・キャッチ・キャンとも言いますね。

 

最近、新日本プロレスにそれを見せてくれる選手がやってきてました。

マーティー・スカルがバレットクラブの新メンバーに!マーティー・スカルがバレットクラブの新メンバーに!

マーティー・スカル選手とかザック・セイバーJr選手がそうですね。

ザック・セイバーJrが鈴木軍に新メンバーとして加入!ザック・セイバーJrが鈴木軍に新メンバーとして加入!

どっちもヒールユニットに加入しちゃってるところが、なんともスタイルとの違和感を感じて面白いわけですけども、子供の時にもランカシャースタイルのレスラーはたまにいたんですが、なんかあんまり好きになれなかったんです。

 

でも、今はその味がよくわかるようになりました。

 

僕もプロレスファンとして熟成したんでしょうかね。時を忘れて観てしまいます。

 

きっとクラシックという音楽もまた、ある程度年令を重ねることで染みてくる魅力があるのではないかと、この本を読んでると思わされました。

 

若いころは歴史が大嫌いでした。

 

「僕は昔のことは振り返らないたちなので・・・」なんて言ってましたよ。

 

ところが40を超えたくらいでしょうかね、大河ドラマが急におもしろく感じ出したりするのです。

 

気になって調べてみたりするようになるのです。

 

クラシックもこの感覚に僕の中では似てます。

 

クラシックを楽しむにはその楽曲にまつわるエピソード、作曲家のエピソード、そしてその曲が生まれた背景やその曲が生まれた国の歴史を知っているとより一層曲に対する味わいが深まるようです。

 

まずある程度知識を入れておくと、かなり面白がれる音楽なんだな〜と思いました。

結局音楽はみんな同じなのかもしれない

僕は普段ロックと歌謡曲しか聴かないのですが、ロックの何がそんなに良いかというと、たぶん熱さでしょうね。

 

音楽で世界を変えるんだ〜!という熱さがロックにはあるじゃないですか。

ジョン・レノン―世界を変えた歌声 (講談社 火の鳥人物文庫)

ロックバンドを題材にしたマンガの『BECK』でもそういうのが出てきましたし、

BECK 全34巻完結セット (KCデラックス)

何にも縛られずに社会とか世の中に対して、今の自分をぶつけていく感じに憧れがあって、ロックを聴いてる間だけでもそういう戦っている自分になれたような気がしてくるところが心地良いのです。

 

クラシックというのは真逆で、ず〜っと昔の作曲家が作ったルールをキチンと守ってやるという、そこに自分を出すとか社会の不満とか怒りとか、ネガティブなエネルギーをぶち込んではいけないというような音楽な気がしていました。

 

ところがこの本の中で、佐渡さんは音楽で世界を変えたいというようなことを書いておられるんですね。

 

もちろん、ロック的な勢いに任せた感じではないんですがね。

 

癒やしとかやすらぎとか、ロックの開放感とは逆に、優しさで包み込んで、みんな仲間だよというような気がついたらポカポカしてたもので世界を変えようとしている印象でした。

 ※ジョン・レノンはむしろこっちかな?

ロックが直火焼きで熱くするのに対して、クラシックは足湯みたいな感じでしょうか。体が温まる?のは同じです。

 

結局、世界をもっとより良いものにしたいという思いは、音楽のジャンルに関わらず音楽を作っている人は同じなのかもしれません。

 

そうなると、クラシックに対する抵抗感はずいぶん薄れてきます。

 

読むほどに、曲名とか作曲家の名前とか知らないというのもあるんですが、クラシックを聴きたくなるそういう本です。

 

少なくとも僕にはかなりクラシックが近くなりました。

 

それではまた。

ありがとう!