全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

 プロレスは未来に向かっている@『新日本プロレス12人の怪人』門馬忠雄:読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

今回はこちらの本を読みました。

どのファンに向けた本なのかわからない

門馬忠雄さんは昔『世界のプロレス』という番組がありまして、

そこで解説しておられたような記憶があるのですが、本業はプロレス記者であり、プロレス評論家なのだそうです。

門馬忠雄 - Wikipedia

とにかくプロレスにとっても詳しい御方というイメージだったのですが、読んでみるとかなり内容が薄いです。

 

僕のように昭和からプロレスファンの人にとっては、ここに書かれていることのほとんどがもう知ってる内容です。門馬さんならではエピソードがあるわけではないし、数多あるムック本のほうが遥かに突っ込んで書いてます。

 

きっと僕と同じように門馬さんが書いた本ならば往年の名レスラーのまだどこにも出していないような知られざるおもしろ話が書いてあるのではないかと期待してしまうでしょうが、見事に期待を裏切ってます。

 

最近プロレスファンになった人が、この本に出てくるレスラーにどれほど興味が湧くかはわかりませんけど、そういう人には歴史を知るにはたぶん有効です。ここに書いてあることが一通りアタマに入っていれば、古いプロレスファンとそこそこ話が弾むはずです。

 

どうだろう?昔からのファンの人と昔のレスラーについて、近頃のファンは話したいものかな?過去は美化されますから、昔のレスラーは今のレスラーよりもスゴかったんぞ〜なんて展開にきっとなりますから、あんまり話したくないよね〜。

 

昭和からのプロレスファンには退屈な本ですし、平成からファンになった人にとっては興味の湧かないラインナップな気がするし、一体これはどのファン層に向けて作られた本なのだろう?

 

わざわざ新書で出てたので買ってみたのだけども、驚くほどガッカリでした。

試合経過を文字で振り返ってもわからない

当時の試合経過の振り返りにかなりのページ数を割いています。そんなの今なら、新日本プロレスワールドで観れたりする(観れないのも当然あるでしょうが)ので活字で追うが実にしんどいです。


無料の動画 新日本プロレスワールド無料の動画

それに活字で読んで、鮮明にアタマに思い描けるのはそのレスラーの試合を観たことがある人でしょうから、全く知らない人にとっては、その部分を読むのはそこそこ苦痛なんじゃないでしょうか。

 

書くことないんだったら本にしなきゃいいのにとさえ思います。僕はこの部分は飛ばしました。

 

仮にこれをきっかけの往年の名レスラーのことが好きになったとしても、もうライブで試合を見ることは叶わないわけですから、それも何とも寂しい。

 

あの頃のプロレスは本当に良かったんだよと言いたいんでしょうかね。プロレス評論家なのに、近頃のプロレスは観ておられないのでしょうか。

新日本プロレスの日本人レスラーで構成して欲しい

上に書きましたとおり、『世界のプロレス』で解説しておられたくらいですから世界のプロレスに精通しておられたんでしょう。

 

そのせいか、外国人レスラーの話に何ページか割いてます。昭和の新日本プロレスにはアクの強い選手がいっぱいいたのに、何でわざわざ外国人選手をチョイスしたのだろうという気になります。

 

いろいろいたほうが面白いだろうと思ったんでしょうけど・・・。

 

かつての新日本プロレスの常連外国人選手もまたアクが強いんですけど、上に書いた通り薄めの内容ですから、これならもっと身近でしっかり取材できそうな日本人レスラーに焦点を当ててほしかったです。

 

ちなみに最後に棚橋弘至選手が出てきます。

プロレスと総合がゴチャ混ぜ

著者さんが古くからのプロレス記者さんだからなのか、プロレスと総合格闘技を分けてません。

 

最初のほうにさっそく『猪木のガチンコ「10番勝負」』というタイトルの付いたところが出てきます。なに?猪木さんガチを10試合もしてたの?とワクワクさせましたが、普通のプロレスの試合の話でした。

 

昔は総合格闘技というものがありませんで、プロレスが総合格闘技だったので仕方のない事なのかもしれません。でも、今はプロレスと総合格闘技は全然別のものということは大体の人は理解しています。

 

かつてのプロレスにはガチンコの強さなのか、プロレス的な強さなのか曖昧なところに想像を掻き立てる部分があって、それが魅力になっていたことは間違いありません。それができなくなってしまい寂しいな〜とは思いますけど、それを今の状況で読むというのは、何とも滑稽です。

 

ずいぶん昔の記事をそのまま使ってしまったのかもしれませんね。昔の試合を取り上げるのは良いにしても、現在から過去を見て書いて欲しかったです。

 

昭和の試合をリアルタイムで観た人が、今の状況で試合を振り返ったときにどう見えるかだともっともっと楽しめたのではないかと思います。

 

プロレスを記事にする方たちも変化が求められているんじゃないでしょうか。

 

時々『週刊プロレス』を買って読んだりしますが、

以前よりおもしろく感じなくなりました。正直、プロレスの記事を書いてるブログを読んでいるほうが遥かにおもしろいです。無料で読めるおもしろいプロレスブログよりも遥かにおもしろくないとお金出して買おうという気にはなりません。

 

ま、写真がたくさん掲載されているので、それを眺めるものと考えるとまた違ってきますけどね。

 

そう考えると今プロレス記者は大変ですね。考えたこともありませんでしたが・・・。もういっそ、プロレスブロガーの人に記事を依頼したほうが良いんじゃないかとすら思います。

 

見た目は新書できれいな本なのですが、中身は完全に時が止まっています。著者さんがまだ現役だったら、この本は出すべきではなかったです。プロレスは未来に向かっているのです。今のプロレスのジャマをしているように感じました。

 

完全にプロレスに新時代は到来してるんだな〜と思わせる一冊でした。

 

それではまた。

ありがとう!