全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

夜の世界とリンクしない僕 @『地下の鳩』西加奈子 読書感想文

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

またもや、西加奈子さんの作品でございますが、今回はそんなに楽しめませんでした。つまりそれは以前に読みました『通天閣』に比べると感動が薄かったということです。

棚橋・永田・秋山・長州?が登場する

出てくるキャラクターの名前が棚橋、永田、秋山とプロレスラーと同じ名前だったということで、いきなり親近感を持ちます。

 

小説を読む時に苦労するのは、キャラクターの顔が見えないから名前とキャラクターが最初のうちは一致しなくて、このキャラクターはどんなキャラクターだったのかを戻って読み返さないといけないことです。

 

その点、この3キャラクターはすでに完璧にアタマに刻まれている名前ですから、実際プロレスラーとは似ても似つかないキャラであっても、割とすんなりと記憶することが出来ました。

 

完全に思い浮かべる顔はそれぞれ棚橋弘至選手、

永田裕志選手、

秋山準選手でしたがね。

ただ、そんなに重要なキャラクターではないので、結局はキャラクターの確認をするハメになってました。

 

ただ、最後まで読めたのはこのレスラーの名前の付いたキャラがどこかで活躍するんじゃないかという期待感があったからです。それがなかったら早々にギブアップしていたかも知れません。

 

プロレスパワー恐るべし。

 

待て、主人公の吉田ももしかしたら長州力選手(本名が吉田光雄さんです)から名前を取っているのかもしれないな。

2つの物語は一つの世界

この作品は前半と後半の二つの物語で構成されています。同じ時間軸の物語を別の主人公の視点から描かれているのです。

 

前半→後半と読んだあとにもう一度前半を読んできっと完全に理解ができるのでしょう。でも、面倒に思えて、特に読みたい気持ちにもならなかったのでそのままですが、本当の面白さを味わうなら、読むべきでしょう。

 

最後の最後でまた『通天閣』のときのような感動が身体の奥のほうから押し寄せてくるのかなという期待を持ってました。しかし、最後までそういうものはなく、ただ寂しく悲しく暗いままでした。

 

舞台は大阪は心斎橋当たり。

心斎橋筋商店街公式ホームページ心斎橋筋商店街公式ホームページ

それゆえに街並みや出て来る人たちは、実に生々しく描写されているように思えて、情景が見事にアタマに浮かんでくるのです。この辺は『通天閣』のときと同じで、ノンフィクションな感覚と妙な親近感です〜っと物語の中へと連れられて行きます。

 

今度、心斎橋の駅に行ったら鳩を探そうとすら思いました。

 

でも、水商売の世界、オカマの世界ともに、まったくわからない世界の話でそこで生きている人の感覚もサッパリわからないことが、心に響かなかった理由なのかな〜と思います。

 

また、前半の主人公にも、後半の主人公にも自分と重なるところがほとんどありませんでした。なので、何でそんなふうに考えてしまうんだろう?何でそんな風に行動してしまうんだろう?なんで?なんで?が頭の中に渦巻いてしまい、感動できなかったんです。

 

読みながらもどこかに共感できるところはないかと探したり、どれかキャラクターを好きになれないかと考えたりもしましたが、結局キャラクターには何の感情も湧いてきませんでした。

 

前半部分より後半部分の「タイムカプセル」という話はいくらか面白がれたのですが、結局は感動はやって来ませんでした。

 

つまらないというわけではなく、どちらかと言うと僕に面白がるだけの知識や教養がなかったという感じです。

舞台がたまたま大阪だっただけ

大阪らしい物語なのかと思って読んでいたけども、これはたまたま舞台が大阪だっただけで、これが飲み屋さんがひしめき合っている場所ならば別にどこでも成り立つ話なのではないかというところで、大阪であることの意味が発見できなかったのもまた、ハマれなかった理由です。

 

僕がこれは特別な世界に生きている人にしかわからない世界だと決めつけて読んでしまったので楽しめなかったという側面もあるでしょう。

 

オカマさんのいるお店に行ったり、スナックとかキャバクラとかに行くようなことがある人ならば、僕よりも遥かに楽しめるのではないでしょうか。

 

それではまた。

ありがとう!