全てはプロレスである!

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何でもプロレスに絡めて語る雑記ブログです。プロレスを知らない人でもわかるように心がけます。

大人になってこそ響く映画@『ビリギャル』鑑賞記

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

話題になっていた頃、どうにも興味が湧かなくて手を出さなかった作品を今頃になって興味が湧きまして観ました。

本で出たときにちょっと読もうかな〜という気になっていたのですが、

マゴマゴしている内に話題になって映画化されてと一気にメジャー作に駆け上がってしまいました。すると、そもそもマイナー志向ですから興味が薄れてしまうんですね。

 

個人的には本の表紙のほうがふてくされ感が出て良いですね。

林先生はこうおっしゃってますが、僕はずいぶん泣かされてしまいました。

真実とは若干違うような感じですが、それがどうした、映画がおもしろいなら、それでいいじゃないか。

10分に一回くらいのペースで泣く

出てくる人、出てくる人がいちいちいい人ばっかり(前半のお父さんと学校の先生以外です)で、ウルッと来る場面が目白押しでした。

 

お互いがお互いのことを思い行動する家族って美しいのです。

 

ギャルという存在を僕はよく知らなかったのですが、ヤンキーの人たちとはぜんぜん違うんですね。服装や髪型が派手だというだけ、喧嘩や万引き、恐喝をしているわけではないので、主人公が派手になっても家族の会話は普通に成立しているのです。

 

そこでお母さんが常に子供のことを思って、アホのお父さんの妨害にめげずに必死に娘をサポートする姿に、実は気が付かなかったけども自分も自分の親にこれに近いサポートを受けていたことを思い知らされ、泣けてきました。お母さん、ゴメンナサイ。20年以上経って気が付きました。

 

塾の先生も素晴らしい。主人公はそこそこ良い学校に通っていたのですが、エスカレーター式に中学から高校に上がれるため、ちょっとも勉強しなかったのです。バカが猛烈に加速して中学入学時よりも勉強のできない子になっていたのです。

 

主人公が塾に初めてやって来た日に、そのバカっぷりを遺憾なく発揮します。誰も目が飛び出るほど驚く知識のなさを目の当たりにしても、先生はすべてホメるのです。そんなホメようがあったのか、と驚愕のホメっぷりです。このホメようにも涙が出ました。

このような本も出てるくらいですから、人間関係においてホメるというのはかなり有効なのでしょう。ま、この本読んでませんから内容は知りませんが・・・。

 

すると、主人公は勉強することが楽しくなってくるんです。こうなったらシメたものです。勉強が楽しいと思わせるのが先生の最大の仕事だと思うのですが、残念ながら僕が学校に通っていた16年間には、そういう先生とは出会いませんでした。今になって勉強するのが実は結構楽しいものだと理解できるようにはなりましたが、もっと早く知りたかったです。

 

ワクワクさせてくれる出会いです。そういう先生と出会えたことが、なぜか我が事のように嬉しくなり、喜々として勉強している姿にまた涙してました。

 

こんな感じで上映時間中ほぼずっと目をうるませた状態でした。大泣きしたわけではないのでストレス発散というところまでは行きませんでしたけどね。

こういう大人になりたいものだ

自分が学生の時も、親には散々勉強しなさいと言われたものです。でも、こんなことが何の役に立つんだコノヤローという感じで、少しも聞く耳を持っていなかったものです。

 

勉強をすれば良い学校に入学できて、良い会社に就職できるからというのが、勉強をすべき理由でした。しかしながら、若い頃の僕は良い学校に入学することも、良い会社に就職することも魅力的には思えず、勉強をするモチベーションが全然上がりませんでした。

 

おかげで全然勉強しない少年でした。

 

同じようにこの主人公も全然勉強しない子です。この子を勉強するように仕向けない限りは大学受験に合格は出来ないわけです。

 

そこで塾の先生は、勉強しなくなっちゃった女子を勉強に向かわせる技を3つ披露します。

1:ホメまくる

まず1つは上にも書いたように、どんなアホなことを言おうとも、テストが出来なくともホメちぎって塾が楽しいところ、先生は楽しい人→勉強が楽しいに持っていきました。

2:子供の可能性を信じている 

さらにはもう1つは主人公(も含めて塾の生徒さん全員です)の可能性を信じ切ることでした。

 

塾で勉強して、家でも寝る間を惜しんで勉強するので、学校では居眠ってばかりいるので、当然学校の先生に怒られます。学校の授業にはついていけなかったので、塾では小4の勉強からやり直していました。だから、学校で授業を聞いていても意味がないという側面もあったかと思いますが、やっぱり寝たらダメです。

 

あんまり寝てばっかりだから、何でそんなに眠たいのか?と先生が問うと慶応大学に行くために夜遅くまで勉強してるから昼間は眠たいというようなことをいうわけです。すると学校の先生はお前みたいなクズが天下の慶応に行けるわけねぇだろと返すのです。

 

さらにその学校の先生は居眠りの原因を作った塾にまで押しかけて、あんなクズが慶応に合格するわけないんだから、今すぐやめさせろというわけですね。

※学校の先生役は安田顕さんでした。スゴく嫌な先生感が出て素晴らしい。

すると塾の先生はあの子はクズじゃないと、大体子供にポンコツなどいない、教える側がポンコツなだけであるという学校の先生に言い放つのです。

 

教え方に問題があるから勉強をしない子が出来たのだと。あんたらみたいに十把一絡げで教えたんでは子供の可能性を潰すことにしかならんのだというようなことを言うわけです。

※細かいニュアンスは違うかもしれませんが、大体こんなところと思っていただけると助かります。

導く側の先生が生徒の可能性を信じないでどうするんだ?と逆に塾の先生のほうが怒るような感じになります。

 

そもそも生徒がお金払って勉強しにくるから、先生だって飯が食えるわけです。勉強が嫌いな子に勉強を楽しんでもらうように仕向けるのは当然のことだと思うのですが、この先生はそういうことはせず、勉強についていけなくなっただけの子をクズと呼ぶのです。

 

こういう先生はドラマにはよく出てくるんですが、実際いるんですかね?お客様をクズ呼ばわりしちゃダメでしょう。

 

仕事ができないのを道具のせいにしたり、他人のせいにしたりするのと同じですよ。

 

どんな子供も可能性の塊であることを、塾の先生は信じ切っているのです。それが伝わって主人公は勉強へのモチベーションが高まるのです。

勉強する子供

3:選択肢が増えることを伝える

そして、最後にもう1つ。塾の先生はなぜ勉強したほうが良いのかをしっかり説明するのです。

 

勉強したほうがいい理由は、偏差値の高い学校に通うと自分の人生の選択肢を増やすことができるということです。

 

東大を出てホームレスになる方もいれば、官僚になる方や弁護士やお医者さんになる方もいますし、お笑い芸人になる方だっています。職業の振り幅が頭がいいとされる学校を出れば出るほど広がるのです。

 

僕は残念ながらたくさんの中から今の職業を選んだわけではありません。近所で求人があったから行っただけです。選択肢は猛烈に狭かった。若いときのほんの少し時間をもっと勉強に使ってさえいれば、もう少しは選択肢が増えたのだろうと、今になって思います。

 

 近所にはデカい音鳴らしてバイクを走らせる昔ながらのヤンキーの人がいます。完全なる偏見ですけどきっと勉強嫌いでしょう。数学なんて社会に出て何の役に立つんだよと、きっとその子の親も言ってそうです。そういう子にこそ、自分で自分の可能性を狭めることはないんじゃないかと言いたくなります。

暴走族

ま、でっかい音が出るバイクで街を走れば嫌なことも吹っ飛んでしまうのは、僕は原付しか乗れないんですが、何となくわかります。

 

もちろんヤンキーの人でも大成功を収めた人もいるけども、やっぱり職業を選ぶとき、選択肢って少ないはずです。少ないからこそ逃げ道がないので良いということもありますが、選択肢は多くあったほうが心にも余裕ができて精神衛生上も良いでしょう。

 

だから、すぐにバイクを乗るを止めるというわけにも行かないだろうから、その時間の何%かを勉強する方向に向けてはどうだろうか、と言いたいです。

 

なかなか理解してもらえないとは思いますが、それでも全ての若者にそう言いたいです。そして、しっかりそれが説明できる塾の先生のような大人になりたいと強く思うようになっていきました。

 

塾の先生になったら良いのかな?

大人になってこそ響く映画です

そういう映画ですから、若者に見ていただくのが良いのかもしれないけども、きっと自分が10代の頃にこの映画を観ても、勉強に対するモチベーションは上がらなかったでしょう。

 

そもそも主人公は中学受験ができる比較的裕福な家の子で、頭のいい子だからです。

 

僕とは全然違う。中学受験がしたいと言えば、ウチの親はきっとなんとかしてくれたかも知れませんが、そんなこと1ミリも考えたことがありません。高校入学のときに受験しなくて良いということもわかってはいましたが、それならあとで勉強したら良い、今は遊びたい、となってました。

 

主人公のシチュエーションに何の共感もできなかったでしょう。

 

でも、こうして45にもなると、自分には子供はいないけども、子供と接する時はこういう大人でありたいとか、今でも自分の可能性がゼロになったわけじゃないとか、情熱を傾ける仕事ってやっぱりいいな〜とか様々な部分でガンガン響きます。

 

しっかり勉強をした青春時代を過ごした人はそうでもないかも知れませんが、僕のようにあんまり勉強をしなかった大人こそ、感動し、よしやるぞとやる気の出る映画であります。心に響きます。

 

本のほうも読みたくなりました。今なら、安くで買えるかな?

 

それではまた。

ありがとう!